増え続ける高層住宅

・大都市部で増え続ける高層住宅
我が国に高層住宅が現れたのは一九五○年代といわれています。その後一九七○年代から増え始め、一九七三年には総住宅戸数の一%だったのが、一九九三年には七%強(二九二万四千戸)にまでなっています(総務庁調べ)。そして誰もが考えるように、高層住宅はとくに大都市部で建設されています。一九九三年の統計では東京都だけで六九万一千戸、ついで大阪、神奈川、愛知、兵庫がベストファイブに並びます。ちなみに、これら五都府県で全高層住宅の戸数の六三%強を占めます。一方、私たちが高層住宅としてイメージするもっと高い高層住宅ではどうでしょうか。二○階以上のいわゆる超高層住宅の建設件数を調べた調査によれば、それは一九七○年代に現れ、七○年代と八○年代後半という二つの時期に建設ブームがありました。なかでも八○年代後半では三○階、四○階以上という住宅もかなりの件数が建設されています。そしてそれらは圧倒的に京浜、阪神の二地域に集中しています。「北側」と「水回り」は気を付けましょう。←参考にここのサイトからいろいろな間取りを見てみましょう。このような高層住宅の建設状況をみれば明らかなように、それは都市部への人工集中、経済機能の集中、その結果としての地価の上昇などへの対応という側面が強いといえます。その意味では超高層住宅の出現はこうした社会的・経済的歪みに建築技術の向上が加わった結果ともいえるでしょう。このように、その歴史と現状をみると高層住宅はその誕生の背景から現在まで、産業・経済の変化による社会のある意味での矛盾をその背景にもっていることがわかります。

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